BORN TO BE BLUE

チェット・ベイカーの自伝映画をみた。

どうやらこれでも、ものすごく美化された内容のようだ。

「誰も彼の実像を冷静に描くことはできない。」

「あまりにも美しく、あまりにもグロテスクで」

パンフレットの菊地成孔氏の評が一番的を得ていると感じた。

史上最強の麻薬であるヘロイン中毒の前後で、彼の音楽は変化したのであろう。

運動選手が薬物に頼る(ドーピング)ようなものだ。

だが作品には罪はない。

切ないほど美しい。

それにしても主演のイーサン・ホークは愛すべき変人だ。


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