BORN TO BE BLUE
2017/02/18
チェット・ベイカーの自伝映画をみた。
どうやらこれでも、ものすごく美化された内容のようだ。
「誰も彼の実像を冷静に描くことはできない。」
「あまりにも美しく、あまりにもグロテスクで」
パンフレットの菊地成孔氏の評が一番的を得ていると感じた。
史上最強の麻薬であるヘロイン中毒の前後で、彼の音楽は変化したのであろう。
運動選手が薬物に頼る(ドーピング)ようなものだ。
だが作品には罪はない。
切ないほど美しい。
それにしても主演のイーサン・ホークは愛すべき変人だ。